東京オリンピックが閉幕した。
以前ブログで、このオリンピックは、
陸上男子400mリレーが熱い!
と書いた。
以前の記事はこちら→https://mojipool.com/panda11olympic/
日本チームにはリレー候補選手が8人もいて、その中で9秒台を自己ベストに持つ選手だけでも4人おり、
どの4人が走るのか!?
金メダルも近い!!
という内容だったが、最終
1走 多田 2走 山県 3走 桐生 4走 小池
というメンバーでレースに臨んだ。
しかし実は、この日本チームは、決勝で、バトンミスにより、途中棄権したらしい。
「らしい」というのは、実は、私はまだ、その映像を見ていない。
見られないのだ。
400mリレー決勝の時間帯、所用によりレースの様子をリアルタイムで見ることができなかった。レースが終わった後、「どうなったかな」と、ニュースサイトを開けると…
「日本まさかの失敗」
「バトンつながらず」
などの文字が飛び込んできた。
えっ!?本当に!?
慌ててその記事を見ると、どうやら1走から2走へのバトンパスの際に、バトンが届かず、そこでレースを棄権したようだ。
選手の悔しさを思うとあまりに辛すぎて、そこからほかのニュース記事も、そしてレースの映像も見ることができずに、今に至る。
一番辛いのは選手自身だということは分かっているし、解説もろくに読んでいない中、この文章を書くことを、どうかお許しいただきたい…!
記事によると、選手自身が「勝負にいった結果」「攻めた結果」と振り返っていた。
このオリンピックでは、男子100mと200mに出場した日本選手は、近年では珍しく、誰も予選を突破することができなかった。また、男子400mリレーの予選で、日本チームは8番目のタイム、つまりギリギリで決勝に進出した。
以上の結果から、これは解説を読んでいない私の想像だが(だって辛くて読めないんだもん…!)、このままでは勝てないと判断し、2走が走り出すタイミングを、普段より少し早くしたのではなかろうか。
2走が普段より早くスピードに乗り始めたところに、1走がトップスピードで突っ込み、ギリギリのところで2走にバトンパスできると、リレー全体のタイムを縮めることができる。もしかすると、3走や4走もそのような戦略だったかもしれない。
失敗するかもしれないが、成功したらメダル争いに食い込める、と考えた結果ではなかろうか。それが、「勝負にいった」「攻めた」ということなのだろうと思う。
しかし、比べるのもおこがましい話だが、私も小学生の頃から高校まで、リレーメンバーとして走ってきたから想像できるのだが、バトンパスにはいつも恐怖がつきまとう。
「届かなかったらどうしよう」
「失敗したらどうしよう」
その恐怖を乗り越え、自分もトップスピードを保ちながら次の走者にバトンを渡すことができた時は、本当に快感である。個人競技である陸上競技の中で、仲間との連携を感じることができる瞬間だ。
逆に失敗した時は、チームのみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、しばらく負の感情を引きずったものだ。
日本の鍛え抜かれたトップ選手たちは、「失敗する」などという想像は、頭から排除してレースに臨んだはずだ。
しかし、それでも失敗した。
しかも、金メダルを期待され臨んだオリンピックである。
その悔しさは、想像を絶する。
安易にどうだとか、非難することなど、どうしてできようか。
しかし、そのレースから何日か経った今、恐らく選手や日本チームは、前に向かって歩き始めているのではないだろうか。その失敗を受け止め、再び、自分自身を鍛え直し、戦略を立て直そうとしていることだろう。
そして、バトンは渡された。
私も、辛いなどと言わずに、まずはそのレースの映像を見て、受け止めなければならない…!そして、勝負にいった日本チームの、その
熱い勇気!!
を胸に、自分自身も、
もっと、人生思いっきりやったるのだ…!
そして、8月24日からは、東京パラリンピックが始まるヨ!また、たくさんの勇気をもらえることだろう。
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