
私は子どもの頃から一重まぶただったが、30歳を過ぎた頃、二重まぶたになった。

小学生の頃は一重まぶたが厚ぼったく、目が開き切っていなかったため、当時は写真を見返すのが嫌だった(今では一周回ってかわいい)。
当時はパッチリした目の女の子に、少なからず憧れを抱いていた。
中高生になると、小学生の頃の過ちを反省し、写真に写る際に目を
カッ!
と見開く術を身に着け、写真写りは多少マシになった。

そして大学生や20代の頃は、肌に張りもあるし、目尻も垂れていないので、むしろ
カッッッ!!!
としすぎて、写真を見るとキツイ印象すらあった。

そんな苦労はあるが、一重には一重の「スッキリしている」というよさがあり、なんか東洋人ぽいし、いろんな工夫をする力が身に着くので、いいと思っていた。
そもそも唯一無二の持って生まれた顔だし、二重になりたいとはそこまで思っていなかった(ちょっとは思っていた)。

そんな頃、父が食卓でたまに、こんな話をしていた。
「お父さんも昔は一重だったが、30歳頃から二重になった」
へー、そんなことある?ぐらいに聞いていたが、確かに父の若い頃の写真を見ると、スッキリした一重だが、今では、柔らかい印象のくっきり二重になっている。

そんな私も30歳を越えた頃、目の上に線が入るようになった。
元々熱を出した時や疲れた時は一時的に二重っぽくなる時があったが、その線が、目の上に常駐するようになった。
そして気づいたら私は、
二重まぶた
の人になっていた…!

そう、一重を苦に感じ、アイプチや整形をしたわけではない。
はっきり言ってこれは完全に…
加齢によるシワ!

しかも、
父の遺伝!

しかも、元々厚いまぶたにシワが刻まれ始めると、そのシワはどんどん深くなり、年々くっきり二重になっていき、今では写真に写る時にそこまで
カッ!
としなくても、目を見開いた感じにできるようになった。便利である。

それにしても、私が芸能人だったら、勝手に昔の写真を引っ張り出されて
整形疑惑
が出てもおかしくないくらいの変化である。


きっと芸能人の中には、いわれのない整形疑惑に迷惑している人もいるのだろう。
だって、一重が二重になったりするように、
人の顔って結構変わる!
それに、一重だろうが二重だろうが、それって単なる
シワだから!

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