現在、残暑の厳しい2024年9月ではあるが、2022年2月の寒い冬のできごとをひとつ。
これは、記しておかなければならない話である。
それは、2月はじめの金曜の晩。
花金に浮かれる私は、残業もそこそこに18:00過ぎには退社し、愛車しえたろー(トヨタのシエンタ)で帰路についていた。
ビール♪ビール♪
と、ウキウキしながら大きめの農道を右折した時、
パンッ!
という大きな音がした。
と同時に、車がガタガタ揺れだした。
こ、これは…もしや…
パ、パンクやぁ~!!
突然かつ初めてのことに焦る私は、農道のどこで止まったらよいか考えあぐね、数百メートル走らせて、ようやく道路の脇に見つけた草むらに車を停めた。降りてタイヤを見てみると、右前のタイヤが…
破裂しておる~!
タイヤは破裂してベロンベロンのペチャンコになっている。よく数百メートル走ったな…。
焦った私は、料理の準備をして待っている夫に電話をかけ相談し、とりあえず保険についているロードサービスでレッカーを頼むことに。時間は18:30頃。
電話をすると、到着に45~60分くらいかかるとのこと。
そうですよね~!
この寒い中、そんなに待つんかー。
大阪時代の名残で、コート・マフラー・手首ウォーマーで防寒していてよかったわ~。
(※車だからか、三重では薄着のまま通勤する人も結構多い)
とにかく来てくれることがありがたいので、車の中で待つことに。
道路にはみ出してはいないが、周りも暗く、道路脇ということで、ハザードをたくことにした。
しかし、到着に時間がかかるので、エンジンは切ることにした。
後々そんなことになるとはつゆとも知らず…。
そして19:00過ぎにレッカーが到着。降りてきたのはおじさまが1人。
少し早めに来てくれて、ありがたや!
さっそくタイヤの状態を見てもらったが、パンク直後に停まっていれば小さな穴で済み、簡単な補修で空気を入れてレッカーの上まで自走することもできたが、パンク後しばらく走ったために、タイヤが完全に使い物にならなくなっているとのこと。パンク補修で済めば、タイヤ交換をしなくてよい場合もあるとか。
ご、ごむえんなさい…
そしてスペアタイヤの存在を聞かれたが、自分も探したが積んでいない。
念のためありそうなところを開けて見てもらったが、やはりない。
そもそもスペアタイヤを積んでいれば、(自分ではできないので)付け替えてもらって、車屋に自走することもできるが、それもできない。
ということで、レッカーのクレーンを使って、荷台に車を引っ張りあげてもらうことにした。
引っ張り上げるにしても、車のエンジンをかけてアシストするようで、おじさまにキーを預けたところ…エンジンがかからない。
「あ、バッテリー上がっちゃってますね」
ななな、なんですと!
そんなわけないやろ?
さっきまでライトついてたで?
おじさま曰く、特に寒い季節は、ハザードをたく時はエンジンをつけっぱなしにしておかないとバッテリーが上がってしまうとのこと。
ししし、知りませんでした~!
そんな中、私は営業している車屋を探していた。
現場から車で15分ほどの距離にあるスーパーオートバックス伊勢。ここなら自宅からも近いので、後々も都合がよい。
だが、19:30閉店。あと15分ほどで閉まる…。
車屋が受け入れてくれなければ、レッカーがいったん車を自分の事業所に持ち帰って一泊、翌日車屋に預ける形となる。
慌てて電話をかけて、ギリギリもしくは少し過ぎるかもですが~と伝えると、快くOKしてくれた。
ありがとう!
スーパーオートバックス伊勢!
レッカー車に車を引き揚げてもらうのを、待つこと数分。セット完了し、レッカー車はいよいよ出発へ。
そして本来は、レッカー車で故障車だけ運び、車の持ち主は別の方法(タクシーや家族の送迎)により車屋に行くこと、となっているらしいが、レッカーのおじさまはなんと、
内緒で助手席に乗せてくれたのだ!!
ありがとうすぎる!!
へんぴな所で不憫に思ったらしい。
自宅に車が1台しかないし、タクシーを呼んでも時間がかかりそうな場所だったので、まじでありがたい!!
そしてレッカー車で移動中に、いろんなことを教えてくれた。
タイヤがかなりすり減っていたので、もしかしたら劣化でパンクしたのかもしれないということ。
車検は料金が安いところは通すだけ通して責任持たないところもあること。
整備士がそろそろヤバイと言ったら本当にヤバいので、タイヤとか部品はちゃんと交換した方がよいということ…などなど。
勉強になりますっ!!
そして、スーパーオートバックスに着いたのが19:40頃。閉店時間過ぎとる…。
しかし、スタッフは嫌な顔ひとつせず、快く車を見てくれることに(泣)。
車を下ろしたレッカーのおじさまは、颯爽と去っていった。
レッカーのおじさま、
まじでありがとう…!
スーパーオートバックスのスタッフに見てもらい、タイヤは全てすり減っているので4本すべて交換、そしてバッテリー交換をすることに。
出費…。けど仕方ない…
ちなみにエンジンルーム内に食べ物の残骸があり、猫などの小動物が入り込んでいた形跡があるとのこと。
な、なんやて!?
そんな食べ物の残骸まで、スタッフが処理してくれるとのこと。
神か!
スーパーオートバックス伊勢!
そして待つこと約30分。20:30にはすべての交換作業が完了。
スタッフに丁寧にお礼を言って、生まれ変わったしえたろーで帰路についた。
パンク発生から約2時間後、
私にようやく花金が訪れた…。
しかし、2時間しかかからなかった、とも言える。
これはすべて、
レッカーのおじさまと、
スーパーオートバックス伊勢のファインプレー
によるものである。
本当に、
感謝してもしきれない!
ということで、パンクした数週間後には車検の時期が来たのだが、感謝の気持ちを込めて
車検はスーパーオートバックス伊勢
と決め、車検以外のこともそれからずっとお世話になっている。
ちなみにパンク前まで、発進時のタイヤの滑り出しが非常に悪かったのだが、それはタイヤのせいだと知った。タイヤを変えて、びっくりするぐらいスムーズで驚愕!そして、タイヤ交換後は
燃費が爆上がり!!
パンク前は最高11.8kmしかなく、シエンタにしては燃費悪いなぁと思っていたが、タイヤ交換後は一気に15.7kmに上がり、その後もじわじわ上がり続け、現在は17.5kmまで上がっている。
そんなわけで、このタイヤパンクで学んだ7つのこと。
①運転時も防寒着を着込むこと(または置いておく)。非常時に寒い思いをしてしまう
②特に寒い季節にハザードをたく時はエンジンを切らないこと。バッテリーが上がってしまう
③パンク後はすぐに安全な場所に車を停めること。長く走るとタイヤが完全に使い物にならなくなる
④できればスペアタイヤを積んでおくこと。交換したら自走できる
⑤車検は料金だけでなく信頼で選ぶこと。通すだけ通して責任を持たないところもあるらしい
⑥整備士が交換を勧める部品は交換すること。整備士がそろそろヤバイと言ったら本当にヤバいらしい
⑦寒い季節は一度車を叩いてからエンジンをかけること。エンジンルームに小動物が入っている場合がある
ちなみに、2月のパンクからまだ10ヶ月しか経っていないのに、12月のとある休日の昼間、しえたろーはまたもやパンクしてしまった。
自宅を出た直後、道路上で鋭利な何かを踏んでしまったようだ。
しかし、2月の教訓があるので、すぐに数十メートル先のコンビニの駐車場に入り、コンビニに断ってから、レッカーを呼ぶことができた。
レッカーが来るまで時間があるので、ちょうど予約していた歯医者に行った(今回余裕やな…)。
歯医者の治療が終わる頃、早めに着いたと連絡があり、慌ててかけつけると、
あれ?
どこがパンクしたんやっけ?
となった。そう、私を待つ間に、
タイヤに空気が入れられ
普通の状態になっていた!
こういうことか!
そう、すぐに停まったから、小さい穴で済んだのである。
ということで今回は、まるでパンクなどしていないかのような状態で、しえたろーは自走してレッカーに乗り込み、またもやスーパーオートバックス伊勢に運ばれていった。
(※今回はレッカー車に同乗せず、夫が自転車で取りに行ってくれた。)
ちなみにパンク修理では難しかったようで、またタイヤを1本交換したのだった。
出費…!
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