ハリオ(HARIO)の「浸漬式ドリッパー スイッチ」を愛用し始めたパンダさんは、日本で台湾珈琲の普及活動をする友人から「これもオススメ~!」と、台湾発の「クレバードリッパー(Clever Dripper)」をプレゼントされた!同じ浸漬式だがハリオのスイッチとどう違うのか!?
この記事は、こんな人にオススメ
・台湾発のクレバードリッパー(Clever Dripper)について知りたい方
・ハリオ(HARIO)の「浸漬式ドリッパー スイッチ」との違いを知りたい方
・浸漬式の淹れ方について知りたい方
コーヒー道は、「コーヒーは苦ければ苦いほどいい」と思っていたコーヒー初心者の私が、コーヒーコーディネーターの資格を取得し、おいしい本格おうちコーヒーが淹れられるようになった1年半の経緯を、お伝えしています。今回も、資格取得後の番外編♪

クレバードリッパー(Clever Dripper)の使い方
構造
以前の記事にも書いたが、ハリオ(HARIO)の浸漬式ドリッパースイッチは、根元のスイッチを上げることでフタをして、液体を落とさないようにする仕組み。スイッチを下げると液体が落ちる。

一方クレバードリッパー(Clever Dripper)は、平らな場所に置くと液体が落ちないが、サーバーの上に置くと液体が落ちる仕組み。
何それ、どういうこと!?

友人に贈ってもらったクレバードリッパーをさっそく使ってみるぞ!
ちなみに形が異なるクレバードリッパーもいろいろあるが、こちらの方がおそらく最新。大きい方のLサイズ。



ドリッパーを確認すると、底が二重構造になっている。
弁のついた内側の部品が上下することで、弁が開閉する仕組みだ。
平らなテーブルに置くと内側が下がって弁が閉じ、底にフタをして液体が落ちない。


逆にサーバーの上に置くと、内側が上がって弁が開き、液体が落ちる仕組みとなっている。



淹れてみる
ハリオの浸漬式ドリッパースイッチの時と同じレシピで淹れてみた!

パンダさん流浸漬式
- 湯の温度
91~92℃(焙煎度合いによって変えるとより丁寧だが、同じでもおいしく出せる。と思う) - 粒度
細挽き(みるっこのダイヤル4.5) - 豆の量
1杯13g、2杯26g - 湯の量
1杯195ml、2杯390ml
(クレバードリッパーの方がハリオより容量がやや大きいが、3杯入れるとあふれそうになるので、やはり最大2杯まで) - 淹れ方
①ドリッパーにフィルターを設置して挽いた粉を入れる
(お湯がドリッパー内に少し残るため、リンスはしない方がよい)


②タイマーをかけてお湯の総量を一度に回し入れる

③注ぎ終わったらスプーンなどで粉を10回程度かき混ぜ、付属のフタをする


④サーバーにお湯を入れて温めておく

⑤注ぎ始めから2:30経ったらドリッパーをサーバーの上に置いてコーヒー液を落とす

⑥ドリッパーを揺らして底にたまった液体をできるだけ落としてから、ドリッパーを外す
(液体はどうしても少し残る)



※できあがり抽出量は1杯約170ml
同じレシピでやってみたけど、さてお味は…。
うん、ふつうにおいしい!
フタをすることで成分がより抽出されていると思うので、浸す時間を少し短縮できそう!
ハリオの浸漬式の方が、やや丸くて飲みやすい印象なので、フタをしないというのも手かも?
現在、微調整の研究が進行中!

ハリオ(HARIO)の浸漬式ドリッパー スイッチとの比較:良い点
ハリオ(HARIO)の浸漬式ドリッパー スイッチと、機能について比較してみた!
弁の開閉操作が簡単
ハリオの方は、スイッチを上げ忘れてフタをしない状態で抽出してしまう時がある(人為的ミス)。

もしくは、フタとなるボールが何かの拍子に上がっていると、スイッチを上げているのにフタができていないということがたまに起こる(構造的ミス)。

しかし!
クレバードリッパーは、
「平らな場所に置く」
「サーバーの上に置く」
という動作の違いで弁の開閉を行うため、操作が簡単!
しかもドリッパーを浮かしただけで液体が落ちないのが地味に便利!


取っ手があるので動かしやすい
ハリオの方にはドリッパーに取っ手がついていないため、お湯を注いだ後にドリッパーを動かすのが結構大変。
特に2杯分淹れる時はお湯がドリッパーに満タンとなるため、触ると熱いしこぼれそうだし、後からサーバーの上に乗せることが困難。よって、直前までサーバーを温めることができない。


一方クレバードリッパーは、取っ手があることで、お湯を注いだ後に
ドリッパーを動かしやすい!
取っ手があるので触っても熱くないし、プラスチックなので添える手もあまり熱くない。
ゆえに後からサーバーに乗せやすいので、直前までサーバーを温めることもできる。


弁が壊れにくい
ハリオのスイッチ部分の構造は意外と柔くて、
グッとすると外れることがある!

私は2回外したことがあり、その度に焦った(すぐに元には戻る)。

一方クレバードリッパーは、構造がしっかりしているので、
壊れる心配がない!


付属のフタで短時間でコクが出せる(今後の検証必要)
ハリオにはフタがついていないので、フタがついているクレバードリッパーの方が、
短時間でコクが出せる
はず。

ただ、フタをしないハリオの方が味に丸みがある気がするので、いま条件を変えて絶賛試行錯誤中!
今後の検証が必要!

ハリオ(HARIO)の浸漬式ドリッパー スイッチとの比較:注意点
正直、気になる注意点があまりないが、少しだけ。
ドリッパー内に液体が残る
ハリオは、構造的にお湯がキレイにすべて落ち切る。


一方、クレバードリッパーは、ドリッパーの底に
液体が残る!

大した量ではないが、なんかどうしても気になってしまう。

ここにお湯がたまるので、事前にフィルターのリンスはできない。コーヒー液が薄まってしまう。
まとめ
クレバードリッパー(Clever Dripper)を使ってみて、ハリオ(HARIO)の「浸漬式ドリッパー スイッチ」と比較してみたが、
正直、優秀!

細かいところに手が届く感じの使い勝手が、とてもよい。
ありがとう!友人!
カフェで使うドリッパー、クレバードリッパーの方になるかもしれない。
あとは、レシピをどう調整して好みの味を作り出すか?
パンダさんの挑戦は、まだまだ続く!


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