モジプールMV『flow』の裏話 美しき映像の裏の「きっつー」な話

この記事は約4分で読めます。
前の晩に風呂に入り、そのまま目的地に向かうパンダさんの図

私の推しバンドに「モジプール」というグループがある。バンドというか、男女ツインボーカル、アコースティックギターとエレキギターの構成の、3人組音楽ユニットである。

「純文学の音楽」で人の心を救う!?

という目標を掲げて、普段はそれぞれ働きつつ、夜間や休日を活用して、三重県を中心に大阪や東京でも精力的に活動している。実は、そのモジプールのオリジナル曲「flow」のミュージックビデオが、地元のローカルTVで放映されることになったのだ!

な、なんやて〜!

パンダ自慢げ(ぺぺーん)

ぺぺ〜ん!!

この「flow」という曲は、人類の尽きない欲望や争い、破滅への歩みを知りながら、それでも繰り返される過ち、命の流れを歌っているらしい。今一度、自分たちの行動を省みて、進むべき未来について考えさせられる。

例えば、そう。自然との共存を目指し、廃棄ゴミを減らすため、出されたご飯は完食しよう。

…。

なんか、ちがう。

聞いた話によると、ミュージックビデオは、三重県内の山の中で、2020年3月に3回にわたり撮影されたそうだ。三重の自然の美しさ、木々の湿った色やモヤがかった空気感が素晴らしい作品だが、それを撮るために、前の晩に降った雨が上がった朝だけを狙うため、なんと

朝5時集合!?

そして、日が昇って強い光が差し込むまでに撮影を終えるために、2時間足らずのわずかな時間で素早く撮影をこなしていたらしい。

よくそんな都合のよい日が、3月の土日に3回もあったものだな!

(平日はメンバーみんな仕事。)と思ってしまうが、聞いてみると、とある撮影日は、本当にキツい日だったようだ。

ある晩、モジプール3人のメンバーと、今回のミュージックビデオを撮影していたカメラマンの計4人で、居酒屋にノートパソコンを持ち込み、撮った映像の共有、および今後の撮影イメージ、伝えたい主題、ストーリー、進むべき方向性についての作戦会議を兼ねた、飲み会をしていた。

その日は雨がしとしと降る晩だった。

動画を確認し、映像の色味がイメージ通りで興奮したり、シーンのアイデアを出しながら、4人は抜け抜けと楽しい酒を飲んでいた。モジプールの3人は、中田敦彦のYouTube大学の影響を受け、今でこそ「断酒だ!」と言っているが、元々は全員がかなりの酒豪であり、その日ももれなくビールを大量にあおっていた。

だがしかし、

誰が気づいたのか、ふと、

翌朝は雨が上がる

ということが分かった。

…。

…。

な、なんやて〜!

この流れは…!

そう、彼らは、飲み会の途中で急に思い立ち、翌朝、撮影を決行することにしたのである…!

きっつー!

朝5時集合なので、4時には家を出発、その前に、撮影用の衣装を着てメイクや髪も整えるため、朝3時に起床しなければならない。

きっつー!

飲み会の日は、普段23時過ぎの終電で帰るところ、ちょっと早めの22時台の電車で帰ったということだが、帰宅して、風呂に入って、床についたのは、軽く0時を越えていたようだ。

きっつー!

3時間睡眠かよ…!

しかも酔っ払い…!

パンダ焦る(どへー!)

しかし、そんな苦行も成し遂げ、その日は無事に撮影を終えた。その後も、何度もメンバーとカメラマンで話し合い、カットを組み合わせたり、写真や絵(つっち〜さんの描いた、写真みたいな絵!)を差し込んで、モジプールの世界観あふれる本当にいいミュージックビデオになった。

まさか、そんな二日酔い状態で撮影されたシーンがあるとは、思えない出来である。

ぜひ、YouTubeの4K高画質で見てもらいたい。前夜に散々酔っ払ったメンバーの

何食わぬ顔っぷりを!

一人でも多くの人に、モジプールの楽曲(人となり)を感じてほしいのだ!

そんなミュージックビデオのTV放映。裏話を知っているだけに、楽しみである♪いつか全国放送された時には「これ、しこたま飲んで二日酔いの翌朝に撮ったミュージックビデオなんだよ!」と自慢していただきたい。

【番組名】ZTV「森の発表会」後半 https://www.ztv.co.jp/
【放映日】2021.9.24〜30 
【放映時間】7:15、10:15、11:15、12:15、14:15、16:15、18:15、20:15、23:15
【YouTube】https://youtu.be/dNxNcV_fWxg
 音楽:モジプール/撮影:古市真崇

コメント

タイトルとURLをコピーしました