練習で淹れるために、いろんなコーヒー豆を試しているパンダさん。そんな中、教材のコーヒー豆に衝撃を受ける!そしてナチュラルと浅煎りに目覚めるのであった…。
この記事は、こんな人にオススメ
・自分の好みのコーヒー豆を探している方
・コーヒーは苦ければ苦い方がよいと思っている方。香りや酸味という新たな世界が広がる…!
・コーヒーは深煎りしか飲んだことがない方。浅煎りもおいしいんだってば…!
・コーヒー豆の精製方法であるナチュラルとウォッシュトの違いについて知りたい方
コーヒー道は、「コーヒーは苦ければ苦いほどいい」と思っていたコーヒー初心者の私が、コーヒーコーディネーターの資格を取得し、おいしい本格おうちコーヒーが淹れられるようになった1年半の経緯を、お伝えしています。
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〜前回のあらすじ〜
卓上コーヒーミル「みるっこ」を
購入したパンダさん。
粒度と静電気問題を解決(?)したが、
コーヒーの研究はまだまだ続く…。
パンダさんのコーヒー道 6.「みるっこ」2つの注意点の巻 | パンダさんのブログ
衝撃を受けたコーヒー豆
エチオピア:イルガチェフェ(ナチュラル)
毎日コーヒーを淹れる練習をする中で、スーパーで市販されているものからスタートし、いろんな豆を試し始めた私だが、講座の課題で使用した豆に衝撃を受け、
私のコーヒー感はここでガラリと変わってしまった!
その名も…
エチオピアのイルガチェフェ!
精製方法はナチュラル!
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コーヒーコーディネーター講座には、学科課題が4つと、実習課題が4つある。学科課題は、4冊あるテキストを1冊終えるごとに実施して提出し、実習課題は、テキスト1を終えた時点でいつでも提出できるようになっている。なお、実習で使用する豆は教材と共に送られてきている。
そんな実習課題2は、「精製方法の異なる豆を飲み比べる」というものだった。
エチオピアのイルガチェフェ地方の豆で、一方は精製方法「ナチュラル」、もう一方は「ウォッシュト」の豆を飲み比べて、その味をレポートするというもの。
そのナチュラルを初めて飲んだ時…
なんてフルーティーな香りや…!
甘みもあるし適度な酸味…
おいしいやん…!
と感動してしまった!
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ウォッシュトももちろんおいしいのだが、ナチュラルには「コーヒーにこんな味わいがあるんだ!」という新しい発見があった。
その時の自分のメモにはこう記載している。
少し冷めた時のベリー系の香りと滑らかな甘さが衝撃的なおいしさ。
精製方法の違いでこんなに違いが出るのかと驚き。
「コーヒーは苦ければ苦いほどいい」と思っていた私は、コーヒー豆が本来持つ果実感や香り、甘さや酸味という複雑な味に、ようやく気付くことができ、心を奪われていった。コーヒー豆は「豆」ではなく「果実」なんだ、ということを体をもって実感する体験だったのである。
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ナチュラルとウォッシュトの違い
そもそも精製方法の「ナチュラル」と「ウォッシュト」の違いはなんなのか。
どちらが優れているということではなく、味わいにそれぞれ特徴があり、どちらもおいしい。
ナチュラル
コーヒーの赤い実をそのまま乾燥させて、ドライチェリーにしてから脱穀、焙煎前の生豆にする方法。ブラジル、イエメン、エチオピアで行われている伝統的な精製方法で、複雑でユニークな香り・味になる。
今回の課題で使用したものもまさにユニークで、ベリー系の果実感がとても際立っていた。
![パンダ好き(みゅ♩)](http://mojipool.com/wp-content/uploads/2021/08/8227F4FB-6DB4-4AFE-847B-324F6C96B973.png)
ウォッシュト
コーヒーの赤い実を水洗いして果肉を除去し、発酵槽でぬるぬるした部分(ミューシレージ)を除去、さらに水洗いののち乾燥させ、脱穀して焙煎前の生豆にする方法。こちらも伝統的な方法。未熟な実や異物を取り除けるため、クリーンなコーヒーを作るのに適している。
今回の課題で飲み比べると、ナチュラルと比べてスッキリ感があり飲みやすく、酸味をより感じた。
![パンダ喜ぶ(わふ♩)](http://mojipool.com/wp-content/uploads/2021/08/7CE1D37A-56FB-4BAE-B6C8-F07C444D7CB3.png)
焙煎度合いによる違い
コーヒー豆の焙煎度合いは、浅煎りになればなるほど苦みは弱く酸味が強く、深煎りになればなるほど苦みは強く酸味は弱くなる。
日本では、酸味がやや抑えられて苦みと甘みのバランスがよい中煎りがスタンダードだが、中深煎りや深煎りも好まれ、特に昔ながらの喫茶店では深めのコーヒーをよく見かける。
<一般的な焙煎度合い>
浅煎り | ライトロースト |
---|---|
シナモンロースト | |
中煎り | ミディアムロースト |
ハイロースト | |
中深煎り | シティロースト |
フルシティロースト | |
深煎り | フレンチロースト |
イタリアンロースト |
今まで自分でコーヒー豆を選ぶ際は、中煎りか深煎りにしていた。というより、スーパーで売られている豆は大体そのいずれかである。
しかし、課題で飲んだエチオピアのイルガチェフェのような果実感を味わうには、浅煎りの方がよいのではないか?という考えになった。焙煎度合いが高いと苦みが勝ち、それはそれでコクがあっておいしいのだが、果実の酸味と甘みを味わうには、焙煎度合いが高くない方がいい。
ということで、ここから浅煎りの旅が始まったのである。
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ただ実は、課題で使用したエチオピアのイルガチェフェの豆は、ナチュラルもウォッシュトも「シティロースト」という煎り方で、中深煎りにあたる。
浅煎りちゃうやん…!
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コーヒー豆購入の変遷
練習…というか毎日自分が好きで飲んでいるので、コーヒー豆の消費は半端ない。
クオリティやコスパを追求していき、以下のような変遷を経て現在に至る。
スーパー市販の豆
はじめはスーパー市販の豆を購入していた。UCCゴールドスペシャルやKEY COFFEE、小川珈琲店あたりがおいしくて値段的にもよい。手軽に購入でき、大体どこのスーパーでも同じ商品が手に入る。たまに贅沢して、スーパーで売っているスターバックスの豆を購入したりもした。
しかし、スーパーでは粉にして販売している商品が多く、豆のままの商品は少ない。たまにおいしそうなブランドを見つけても、粉なので諦めたことがある(淹れる直前に挽かないと香りが逃げていくし、練習のため豆を挽くところからやりたい)。
また、市販の商品はほとんどがブレンドだ。課題で味わったような、この産地の豆はこんな特徴があるのだ!と掴むには、ブレンドではない方がいい。
さらに、市販の商品はほとんどが中煎り~深煎り。浅煎りの特徴を掴みたい!
ついでに、店頭に並んでいる期間を含めて焙煎から時間が経っており、新鮮とは言えない。お湯を注いだ時に粉がドーム状に膨らまないのはそのためである。
イオンやカルディのコーヒー豆の量り売りも利用するようになったものの、もっといろんな単一銘柄・焙煎度合いのものが飲みたいと思うようになった。
![パンダ無表情(むーん)](http://mojipool.com/wp-content/uploads/2021/08/64D032BC-5F39-4D0C-A849-E2B99227CEDE.png)
焙煎工房 豆太(通販)
そのような中、夫がネットである広告を見つけた。
その名も「焙煎工房 豆太」、焙煎したコーヒー豆を通販で販売している店だ。
サイトを見ると、様々な国の単一銘柄のコーヒー豆が売られている。受注後に焙煎しており、生豆の調達、焙煎、梱包、出荷までを自社で行っているらしい。スーパー市販のものより値は張るが、質もよさそうだ。
いろんな銘柄の豆を試せるし、通販なので買いに行く手間が省ける!
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それからはこのサイトで、エチオピアのイルガチェフェはもちろん、トラジャやブラジル、グァテマラなどさまざまな地域・銘柄の豆を試した。
しかし注意点としては、
焙煎は中煎りのみ。
バランスもよく飲みやすくておいしいのだが、勉強をしている身としては、やはりいろんな焙煎度合いのものを試したいと思う。
ちなみに店名「豆太」の読み方はおそらく「まめた」だと思うのだが、私ははじめに「まめぶと」と読んでしまったので、ずっと「まめぶと」と読んでは、夫に「違うやろ」と指摘され続けた。
自家焙煎コーヒー豆と石窯パン専門店ガウディ(通販)
そんなわけで、様々な焙煎度合いの豆が注文できる通販サイトを調べていて見つけたのが、
「自家焙煎コーヒー豆と石窯パン専門店ガウディ」
パン屋に見えるが、コーヒー豆もたくさん売っている(パンとコーヒーで事業部が分かれているようだ)。実は現在もずっと、コーヒー豆はここから購入している!特徴としては、
・銘柄の種類が多い!
・焙煎度合いが細かく選べる!
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銘柄の数は、300種類以上!
そして焙煎度合いは、極浅煎り、浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎り、極深煎りから選ぶことができる!(以前は浅煎り、中煎り、深煎りのみだったが、最近メニューが増えた。)
注意点としては、黒ずんだり欠けたりしている「欠点豆」を取り除くハンドピッキングがされていないことだ。コーヒーの味や香りに影響があるので、見つけたら自分で取り除かないといけない。
(ご自身でハンドピッキングからお楽しみください、という趣旨の文章をどこかで見つけた。)
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私は現在に至るまで、このサイトで様々な地域の様々な農園の豆を注文している。同じ産地でも農園や精製方法によって味は異なるので、毎回が発見の連続!
初めて注文する場合は中煎りにして、次は浅煎りを試したり…フルーティーさが特徴の産地では浅煎りから始めたり…と、様々なものを試して、自分の好みを見つけていった。
・やはりお気に入りはエチオピアのイルガチェフェ!アフリカ系は浅煎りでいただく!
・深煎りはブラジル!チョコレートのようなコクと香りが素晴らしい!
・中煎りはグァテマラやマンデリンが好き!バランスがいい!
![パンダ好き(みゅ♩)](http://mojipool.com/wp-content/uploads/2021/08/8227F4FB-6DB4-4AFE-847B-324F6C96B973.png)
中でもお気に入りは、「エチオピア モカ イルガチェフェG1 コチャレ 7Days アナエロビック」。イルガチェフェにも様々な農園や精製方法があるが、これは一度買ってからリピートし続けている!
アナエロビックという特殊な精製方法を用いることで、ナチュラルのさらに上をいくユニークさ!
香りと甘みが爆発!クセが強いので人によっては苦手かもしれない。
一般的なコーヒーは、酸素の存在する環境下で発酵が行われます。これに対して、アナエロビックコーヒーは無酸素状態で発酵が行われ、微生物の働きによりその独特な風味が生まれます。
特殊な発酵法で生まれる:アナエロビック・コーヒーの全て
なかむら珈琲(伊勢市)
さて最後に、近所にある焙煎工房を紹介。伊勢市内にある「なかむら珈琲」。
日本全国から焙煎のプロが集まる「Japan Coffee Roasting Championship 2017」という技術大会で、第3位に入った焙煎士の方が経営されている店舗。
コーヒーがおいしい♪
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浅煎り・中煎り・深煎りそれぞれ数種類の銘柄を置いているのだが、とにかくおいしい♪
お気に入りの浅煎りを頼むことが多いのだが、甘みが強く、酸味も心地よい♪
そして、様々なカフェに焙煎豆を卸されていて、よく「なかむら珈琲の豆を使用」というポップを見かける。伊勢市内の自慢のお店♪
営業時間内に行けるタイミングが少なくて、購入する頻度は低いが、購入したら大事に飲む。
ちなみにパティシエの方もいらっしゃるので、スイーツもおいしい♪
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まとめ
このように、様々な単一銘柄、様々な焙煎度合いの豆を試し続けることで、自分の好みを知り、自分の舌にも自信がついてきた。
課題で出会ったエチオピアのイルガチェフェ(ナチュラル)との出会いは、本当に大きかった!
コーヒー豆に費やした金額は計り知れない(計算したくない)が、すべて自分の糧になっている!
ということで、次回、ついに講座を修了するか…!?こうご期待!
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