昨年会社を退職し、夫の扶養に入ったりしながらいろいろ準備中の私だが、気がかりの一つが
健康診断。
扶養家族の価格で受けられる健診もあるようだが、タイミングが難しく、近所の病院の健診にでも行こうかな~と迷いながら、数ヶ月が経っている私(いつもそう)。
ちなみに前職では、40歳以上の社員は会社負担で人間ドックを受診できるという好待遇だった(女性は乳がん・子宮がん検診もあり)。
なので今年も、費用は安いが検査項目の少ない法定健診ではなく、つい胃透視検査(バリウム)とか腹部エコーとか乳がん・子宮がん検診もやってほしいという気になってしまう。
しかし、病院の人間ドックは、正直値段が高い。
いやいや、自分の体とどっちが大事なの!?
と、2人のパンダさんのせめぎあいが続きそうなので、とりあえず行政が行っている
乳がん集団検診
にだけ、行ってみることにした(子宮がん検診の方は満員だった)。こちらなんと、お値段は
1,600円!
(自治体によるかも?)
会場は近所の福祉会館。持ち物は、問診票やバスタオル、服を入れる袋。
以前、近隣の市に住んでいた際に、自治体から乳がん・子宮がん検診の無料クーポンが届いたので、集団検診は一度だけ行ったことがある。
その時は健康センターの広い会場で、パーテーションがいくつも仕切られた中で、乳房エコー検査が複数人同時に行われていた。40~50代が多かったように思う。
なぜバスタオルが必要なのか。
それは、パーテーションの外で上半身裸になって少し待機するので、目隠しで羽織るためと、エコー検査で用いられるジェルを最後に自分で拭き取るため。この辺りは一般の人間ドックとは違う。
うんうん、今回もそんな感じね~!
と、バスタオルをちゃんと準備して、イメトレをしてから会場に到着。
するとまず目に飛び込んだのが、建物の外に停まっているマンモバス。マンモバスとは、マンモグラフィーを行うためのバス…。
…勝手に今回もエコーだと思っていたけど、マンモやった~!
乳がん検診には大きく2種類ある。
①マンモグラフィー(乳房専用のレントゲン検査)
②エコー検査(超音波検査)
①マンモと②エコーにはそれぞれ得手・不得手があり、40歳以上の人はマンモの方がしこりを見つけやすいという話。なので、マンモでありがたいのだが、乳房を板で挟んでレントゲンを撮るため、結構痛い…。そして挟まれている間、乳房はペチャンコになるので、これ戻るんだろうか…と心配になる。
そのイメトレ、してなかった…。
そんなわけで、とりあえず建物1階の会議室で受付。受付の部屋には、人生の大先輩の女性ばかり。そうか、平日だからか。
私の一つ前に受付した方は、杖をついていらっしゃり、耳も遠い様子。また、問診票に事前記載していなかったようで、その場で職員が聞き取りながら問診。
「お子さんはみえますか~?」(妊娠したことがあるかという質問)
なるべく聞かないようにしようと思うものの、耳が遠いので職員の声が大きく、否応なく耳に入ってしまう。途中から保健士のような方も合流して、2人がかりで対応。
「おっぱいに何も入れてない~?」(豊胸手術をしたことがあるかという質問)
その聞き方で質問の趣旨が伝わっているのだろうか…と思うところもあったが、その方の受付も無事終了。受付が終了したら、保健士のような方から、乳がんのことやセルフ検診の仕方について軽く説明。ちなみに乳がん検診は、2年に1回程度受けるとよいとのこと。これからはそうしよう。
その後、マンモバスの中でレントゲンを撮るわけだが、バスは4人定員なので、会議室の後ろのイスに座って待機。保健士のような方が「後でご案内しますので、座って待っていてくださいね」と言っていたものの、一つ前に受付をされたご年輩の女性は、座って10秒ほどすると、フラッと席を立って会議室を出てしまった。私は慌てて、
「案内があるようですよ~」
と声をかけたものの届かず…。しかし、すぐに保健士のような方が来てくれたのでバトンタッチ。対応ありがとう!
すると、声をかけるために会議室の外に顔をのぞかせた私に、廊下にいた男性が何かを手で表現しながら、
「外から覗いている人がいるので、ブラインド下ろして!」
と言ってきた。恐らく、今検診中の奥さんかお母さんを車で送ってきた旦那さんで、会議室のブラインドが下ろされていないので外から覗けるのが心配になったらしい。
「あ、はい…」
反射的に返事をしてしまったが…どういうこと?ここで服を脱いでいると思ったのかな…?いや、こんな開けっぴろげスペースでそんなことやるわけないやろ。それとも、受付であっても覗きはけしからんという話…?しかしなんで私に…ブツブツ。
とにかく職員の方を呼んでこよう…と振り返ると、すでに職員がこちらに向かってきていたので、その方にバトンタッチ。職員は、廊下でその男性に「ここは受付だけなので大丈夫ですよ~」という趣旨の内容を説明したようだ。対応ありがとう!
しばらく待つと、外の男性職員が、レントゲンの順番を呼びに来てくれた。
バスの中に入ると、真ん中にカゴが4つ置いてある着替えスペースと、バスの前後にカーテンで仕切られたレントゲンスペース。1人ずつ交互に入っていくようだ。
カゴに脱いだ服を入れて、バスタオルを羽織って、貴重品を持ってレントゲンスペースへ。すぐに荷物とバスタオルをイスに置き、レントゲン開始。
乳房を板で挟む際、スタッフは足で機械のレバーを踏んで、挟む強さを調節する。これ、マンモを受けたことのある方には分かってもらえると思うのだが、
最後の一押しが、痛い!
きちんと乳房を挟む必要があるのは、もちろん分かる。けど、とにかく
最後の一押しが、痛い!
左右を2方向から、数十秒ずつ我慢すればいいので、別に耐えられるのだが、その一押し、いる?と思っているのは、私だけではないはず…(いや、彼女たちも職務です)。
あっという間にレントゲンを終え、一瞬バスタオルを羽織ってから着替えを済ませた。一つ前に受付をされたご年輩の女性はまだ着替えの途中だったので、「お先に」と心の中でつぶやいた。
そして私がバスの狭い階段を途中まで降りている時、外からおばさまが昇ろうとしてきた。
こういう時は、降りる方が優先だろう。電車やエレベーターの乗り降りも、そうするマナーだ。
そうでないと降りる側はまた戻り、狭いスペースで昇ってきた人を避けなければならない。それより、降りる人を先に降ろした方が、導線的にもスペース的にも合理的。
降りる側の私は、逆に待たせてはならないと急いで階段を降りようとした。するとそのおばさまは、昇るのを止めるどころか、ぐいぐいと昇り進めてきた。
パ「あ、あの、先に降りようかと…」
お「はい、ごめんなさいね~!」
私に戻るヒマすら与えず、そのおばさまはぐいぐいと昇り、あげくせっまい階段の途中ですれ違うというハメに。外から見ていた男性職員も、驚いた顔をして駆け寄ろうとしていた。
…あなただけでも分かってくれたなら、それでいいや…
そんなわけで、乳がん集団検診に行って帰ってきて、所要時間は約45分間。たった45分間なのに、
なんか、濃かった…。
恐るべし!集団検診!
そして…
バスタオルほとんど使ってないやん…!
そんなわけで、継続が苦手な私は前回のブログで「週1回ブログを更新する!」と宣言(?)したわけだが(それでも少ないやろ…)、とりあえず1回目の目標をクリアしたのだった…!
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