お隣さんはZQN(ゾキュン)

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この家に引っ越す前に住んでいたアパートには、

隣の部屋に「ゾキュン」が住んでいた!

ん!?どゆこと!?

てゆーか、ゾキュンてなに!?

※ネタバレ注意※

説明しよう!

「ZQN(ゾキュン)」とは、実写映画化もされた『アイアムアヒーロー』というSFホラー漫画に出てくる、生ける屍、ゾンビのことである。食人鬼と化す謎の奇病が蔓延し、「ゾキュン」と呼ばれる感染者たちが、街にあふれていく世界を描いた作品だ。

私は、大泉洋が主人公の実写映画しか観ていないので、その知識のみでお話しするが、個人的には今まで見たゾンビ系映画の中で…

一番怖かった!!(泣)

とにかく、ゾンビの表現が恐ろしいほどリアルだった!!(泣)

メイクとCGの融合が素晴らしすぎて、トラウマになるレベルで本っ当にリアルなのである!ゾキュンは人を襲いまくるし、人は人で、ゾキュンの頭部を破壊して活動を停止させようと必死で、とにかく血しぶき飛びまくりの激しい描写が続いていく。

まじもう、やめてー!(半ベソ)

パンダ悲しみ(にょーん)

ひときわ目に焼きついたのは、元陸上ハイジャンプ選手のゾキュンだ。ゾキュンも元々は人間なので、ゾキュンとなり理性を失っても、人間の頃の習慣となった動きを繰り返す者もいるようだ。

このハイジャンゾキュは、人間の頃の習慣で路上でハイジャンプを続けるのだが、下にマットなどあるわけもなく、毎回頭から地面に叩きつけられて、

なんと頭頂部が半分陥没している!(泣)

頭部破壊されても、動いてるやん!!(半ベソ)

パンダ悲しみ(にょーん)

そんな状態で、それでもハイジャンプを続けている異様さったらハンパない!!

そして、人間が立てこもる建物の屋上にまで、ハイジャンプで到達してしまい、人間を襲うという展開…。

まじもう、やめてーーー!!(2回目)

パンダ悲しみ(にょーん)

ストーリー展開もおもしろいし、

映像のクオリティもハンパなく、

素晴らしい作品だと思う。

しかし、いかんせん描写が刺激的すぎ!

そんな映画を見たおかげで、ある日、私は夢を見た。

*******

私は外から帰ってきて、家の玄関の鍵を開けようとしていた。ふと、右隣の家の方に目をやると…

なんと、

ハイジャンゾキュンが、

鍵を開けて家に入ろうとしていた!!

えーー!?隣の家にゾキュン引っ越してきたの!?

えーー!!ヤバくない!?襲ってくる!?

早く家入らないと!!

慌てて自分の家に入り中から鍵を閉めたが、そのハイジャンゾキュン、どうやらこちらの家の前にまで来ている!

ぎゃーー!!

そして、玄関ドアの郵便ポストのフタを開けて…

中を覗き込んできた!

パンダ焦る(どへー!)

むぎゃわぁーーーーー!!

ーー!!

ー…

********

玄関ドアにポストはついてないし。

いや、そもそも

ゾキュンが「引っ越してきた」っていう認識

なんやねん(笑)

と、ツッコミどころ満載の夢だったが、それ以降、その部屋の本当の住人の男性を、心の中で「ゾキュン」と呼ぶようになった。

あ、ゾキュンが出かけた。

あ、ゾキュンが帰ってきた。

あ、ゾキュンのテレビの音がちょっと聞こえる。

あ、ゾキュンの部屋に女性が遊びに来てる。彼女かな。

あ、今日もゾキュンの彼女の車が停まってる。

などである。

その男性にとったら、いい迷惑である。

それから約1年、今の家に引っ越すまで、お隣さんゾキュンとの生活を楽しんだ。

それにしても、実際にゾキュンが隣に引っ越してこなくて、本当によかった!

まじこわい!

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