飛んで車に入る夏の虫

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飛んでしゃる夏の虫

車で通勤しているのだが、夏の朝は日差しがキツく、車内の温度が上がるため、窓を閉めてエアコンをつけている。

しかし帰宅時は、窓を開けて、涼しくなった風を感じながら、運転している。日が落ちて間もない時間帯の時は、帰路に山や森があるため、ひぐらしの鳴く声があちこちから聞こえ、心がとても安らぐ。

子どもの頃の夏休み、夕暮れになると遊ぶのをやめて帰宅しないといけない、あの切なさを思い出す。

郷愁!

もっと夜がふけてくると、静かな虫の音が聞こえ始め、これまた心が落ち着く。

子どもの頃の夏の終わり…

エアコンをかけずにベランダの大きな窓を開けて、スズムシの音を聞きながら、父が野球のナイター中継を見ていたことを思い出す。

郷愁!!

これらは、窓を開けているからこそ感じられるのだ。窓を閉めていると、風も虫の声も感じられない。車は便利だが、素敵なことを見落としがちだ。

さて、そんなある日、その日も例に漏れず、運転席と助手席の窓を半分ほど開けて、風を通しながら帰宅していた。

あと数分で自宅に着くという頃、信号待ちをしていると…

ガサガサッ!ズビュシッ

「ひぁやぁぁあぁぁあーーー!」

パンダ焦る(どへー!)

運転席側の開けた窓から

何かが入ってきた!!

そして足元に落ちたっっ!!

せ、せせせ蝉かっ!?蝉が入ってきたのか!?

ゔぉぉおぉぉおーーー!!

足元に落ちる時、わずかに右手に当たったソレは硬く、大きい昆虫が飛んで入ってきたようだ!しかし暗くて見えないため、確認できない!

パニック!

窓を開けていたため、思わず上げてしまった悲鳴を、道ゆく人に聞かれたかもしれない。信号が青になったので、パニクりながら発進する。

しかし、ソレは足元に落ちたのち動く様子がなかったため、蝉が最後の力を振りしぼって突入し、力尽きたのかとも思った。それなら少し安心。あと2分ほどで家に着く。着いたら確認しよう。

そして家が見えてきた。最後の角を曲がろうとハンドルを切った時…

ガサガサガサガサッ!

う、動いたーー!!

シュビバババババー!!

車内を飛んだー!!

「ひょうえぇえぇええぇーーー!!」

パンダ焦る(どへー!)

いや、実際もっと女らしい悲鳴だったと思うが、とにかくこれには驚いた!

やばいやばいやばいやばい……

これ以上得体の知れないものが飛びまわって、顔にでも当たったら、

私…死ぬ…!!

蝉も嫌だけど、ゴキ●リだったらどうしよう…!!

ぬはーーー!!

パンダ焦る(どへー!)

再びパニックを起こしながら、最後の数十メートルをなんとか運転し切った。

そして駐車場に入れて車内の電気をつけると…ソレは、運転席と助手席の間の物置スペースに、いた。

蝉でもゴ●ブリでもなく、今まで見たことのない昆虫だった!大きさは蝉くらいだが、蝉ほど羽は長くなく、丸っこい黒い胴体に顔がついていた。

(のちにネットで調べてみたが、正体不明。)

何これーーー!!でかー!

ど、どどどうやって追い出そうー!

と考えた一瞬、ソレは、再び、

飛んだっ!

ひぃぃぃ

そして、助手席の窓から、外に出て行った…!

よ、よかったーーー!!

慌てて窓を閉め、心を落ち着けてから車外に出ると、パニクっていたせいで、車は駐車スペースの中でかなり斜めに停まっていた。

それ以降、帰宅時に窓を開ける際は、少し暑いが数センチにとどめ、大きな虫が飛び込んでこないように対策を取っている。

虫の声は聞きたいが、虫には入ってきてほしくないものだ。

飛んでしゃる夏の虫

コメント

  1. いぬいのりこ より:

    さすが都会のマンション育ちのブログ!
    ど田舎、一戸建て育ちの私は虫好きの弟と自ら虫取に行って沢山飼ってたので、これは全く遺伝子の繋がりは感じないな。
    お陰さまで都会育ち高層マンション育ち夫が時々こうなるので
    「しゃーないなぁ。こんなんが怖いんかいな」
    さっさと外に出し、夫婦の力関係にこれは大きく影響しています‼️

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